アイルランドゆる留学紀

アイルランドの街ではじまった学生生活を書き留めます。

進学先の話② 〜大学出願〜

f:id:Naminami0000:20211213060531p:plain
こんにちは。なるみんです。
クリスマス休みが1週間後に迫っています。ただ海外旅行の規制が強まっているため、アイルランド国内の旅行を計画しようと考え中。
今回は前回の進学先の話①の続きとなります。ファウンデーションコースから大学に入るまでの手続きをカバーする予定です。
taratapata.hatenablog.com
さて、前回の記事で説明した通り、ファウンデーションコースとは大学0年生にあたります。そこで定められた成績を取ると大学への入学が許可されます。英語のスコアを成績と共に提出する場合もあります。

①NUIGへの出願

National University of Ireland Galway校(NUIG)はゴールウェイにある国立大で、もともと進学を希望していた大学です。今いるビジネススクールも、NUIGからの指示で入学しています。
さて、本来であればファウンデーションコースに入学した時点で、出願は済ませているはずなのです。が、出願時のゴタゴタによって、条件付き合格の件はうやむやになりました。
ただ、入学前の時点でビジネススクールの人に聞いても、NUIGに聞いても、「入学にはIELTSと成績70%以上が必要だよー」としか返ってこなかったため、額面通り理解してしまっていました。
それが入学後に学校の責任者に問い合わせたところ、Personal Statementを含む書類の提出と、その審査が必要であるとの答えが。聞いてない!となりつつも、想定内でもあったため、粛々と書類の準備に取り掛かりました。
ただし、毎年出願は11月に始まるにも関わらず、10月当初のオンラインオープンキャンパスでいきなり、「今日から出願開始デース!」と言われた私の焦りは凄まじかったです。基本的には出願した人から合格をもらっていくため、出願が遅くなるとチャンスも少なくなるからです。

出願方法:NUIG

EU外の学生は、ウェブサイトからオンライン出願でした。
必要だった書類・スキャンデータ
・パスポート
・推薦書2通(一通は高校より、一通はビジネススクールより)
・高校の英文成績証明書(加えて卒業済みだったので卒業証明書も提出しました)
・英語の能力証明書(ファウンデーションコースを修了する時に提出も可)
・パーソナルステートメント(800語以内、コースによっては必要ありません。)

そして必要な個人情報を記入するフォームがありました。出願料は€30で2つのコースに出願可能でした。私は念のため、本命のBA English and Creative Writingに加えて、Bachelor of Artsというコースも出願しました。
基本的には4週間以内に合否が届きます。私は3週ほどで受け取りました。

条件付き合格(NUIG)

3週間ほどで受け取った合格通知は”条件付き合格”です。英語の能力条件はクリアしているため、ファウンデーションの最終成績が70%以上であれば、無条件合格となります。
合皮を受け取ってから4週間以内にOfferをAccept(受ける) かDecline(断る)か選び、€500のデポジットを支払う必要がありました。

②UCDへの出願

University College Dublin(UCD)はダブリンにある国立大です。元はダブリンに行くつもりはなかったのですが、NUIGに出願する上での滑り止めとして受けることのできる大学を探しました。
UCDの都合の良かった点は、英語のスコアと高校の成績さえクリアしていればファウンデーションコースを経ることなく直接学部に出願できた点です。(IELTSはOverall 6.5、各バンドスコア 6.0以上でした)
大抵の大学は、その大学指定のファウンデーションに入らねば入学ができません。

出願方法:UCD

EU外の学生は、ポータルサイトからオンラインで出願をしました。
必要だった書類・スキャンデータ
・英語の能力証明書
・高校の英文成績証明書
・推薦書(必要はなかったのですが、追加の書類として提出しました)
・Personal Statement(必要はなかったのですが、追加の書類として提出しました)

そして必要な個人情報を記入するフォームがありました。出願料は€50でした。
基本的には4週間以内に合否が届きます。私は3週ほどで受け取りました。
UCDからは学費減免の海外留学生向け奨学金もいただきました。

条件付き合格(UCD)

3週間ほどで受け取った合格通知は”無条件合格”です。
合皮を受け取ってから4週間以内にOfferをAccept(受ける) かDecline(断る)か選び、€500のデポジットを支払う必要がありました。
ちなみにUCDはOfferを受けると、学生向けのポータルサイトに入れるようになり、コースの詳細や、学生のFacebookグループにアクセスできるようになります。

最後に

さて、幸いにも双方から(条件付き)合格をいただきました。そこで2校を比較検討し、どちらに進学するか決定する予定です。
出願に際して、心がけたことは、できる限り予定を立てて、早めに動くことです。特に学校に推薦書などを頼む際は、いつまでに、どのような内容のものが必要かきちんとお願いする方に伝える必要があります。
パーソナルステートメントの作成も必要な項目を洗い出し、書いてから少しずつブラッシュアップしました。大学によって求めている内容が異なるため、きちんとHPを読み込む必要があります。例えばイギリスの大学出願ウェブサイトの場合、自分がコースに適した力を持つことを証明することを求められるなどの情報がありますが、NUIGのパーソナルステートメントでは求められません(2021年)。
求められるものを汲み取ること、それを最小限の適した形で表現すること、そのためにはやはり時間がかかりますし、色々な人に見ていただく必要があります。できる限り早めに行動することをおすすめします。

ざっくりとですが、ファウンデーションコースから大学出願というケースをお伝えしました。もし助けとなれば幸いです。

ご質問・ご感想などありましたら下記のメールアドレスまでご連絡いただけると喜びます。
【naruminireland☆gmail.com】(☆をアットマークに変えてお送りください。)