アイルランドゆる留学紀

アイルランドの街ではじまった学生生活を書き留めます。

節目:3ヶ月

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こんにちは。なるみんです。
8時を過ぎてから日が昇り、4時には暗い街です。冬がやってきました。クリスマスマーケットが非常に盛況ですが、きちんと訪れないまま時間が過ぎています。
3ヶ月(半)の節目記事となります。

さて、8月の末に到着してから3ヶ月半が経ちました。3ヶ月の節目の時点で書き始めた記事ですが、随分と時間がかかってしまいました。
留学は3ヶ月ほど経つと、語学力や慣れ環境などがゴロっと変わると聞き齧っていましたが、自分の場合はどうか考えてみました。

語学力の話

現在のレベル:留学生同士の会話は支障なし、ネイティブとの会話ではまだまだ未熟さを感じます。スピードや使用語彙の幅が大きな違いです。
毎日知らない単語・忘れてしまっていた語彙に出会います。スマートフォンやタブレットにオフラインで使用できる辞書を入れていて、出会った語彙や忘れやすい言葉をブックマークするのですが、この3ヶ月半で、2500語近くブックマークが増えました。
喋る時も、言葉が出てくるまでの時間は短縮されていると思います。ただ、緊張すると語彙や文法が抜け落ちがちですし、フォーマル・インフォーマルの場面での言葉の使い分けが必要な場合など、まだまだ不自由さを覚えます。アイリッシュの友人ができたものの、Whatsapp(LINEのようなアプリ)での会話でスラングが出てくるとわからないことも多々あります。

ちなみに毎日英語の授業があるのですが、ちょうど3ヶ月たった週からC1というレベルに上がりました。留学生を見ていても、やはり英語力のばらつきや個性があります。語彙が幅広い人、文法やフォーマルな会話に長けている人、喋るのが上手な人…、私の自己認識では、”話すより書く、交流より座学”にずいぶん偏ってきたタイプだと思います。実際エッセイやレポートを書いたり、文字数を減らしたりといった作業はめちゃめちゃ好きです。

今後の目標:上記で述べた自分のタイプと関わるのですが、学校の先生が私の英語をおしなべて分析し、課題をくれました。
①スピード:一語一語をきちんと話す癖があるため、概して話すスピードがゆっくりである。そして声に感情が乗らず、冷淡に聞こえてしまいがちだということ。→時間制限を設けて音読という練習を毎晩少しずつ行なっています。感情を大袈裟に表現することはあまり得意ではありませんが、できる限り声に感情を滲ませるように心がけています。
②苦手に挑戦すること:心地よい場所で勉強するだけではなく、自分にとって少し居心地の悪い、もしくは気の進まないことに挑戦すること。それが壁を破って成長するきっかけになると言われました。→アイリッシュの友達と積極的に会うことに加えて、学校の宿舎とは別の現地のシェアハウスに住む予定を立てています。

学習の進捗の話

ビジネススクールでの勉強も進んでいます。最近取り組んでいた課題は、グループでのプレゼンテーションとレポートでした。レポートもプレゼンの準備も自分のパートはきちんと済ませたものの、グループのうち数人はあまりやる気がないのか、なかなかレポートも集まらず、連絡も取れずでヤキモキしていました。最終的にはそれが響いたこともあり、先生からいただいた評価は手痛かったです。
後々、先輩に聞いたところ、グループ課題ではよく起こりうる問題らしく、「自分のパートに加えて、念の為、全部自分で用意しておくのがいい」とアドバイスをいただきました。至言、身に刻みます…。

社会生活の話

シェアハウスの生活

2、3週前から学校のアパートメントで生活し始めました。クリスマスホリデーまでの短期間ではありますが、韓国人の友達とルームシェアをしています。アパートメントにはフランス人の男の子が二人、前述の韓国人の女の子と自分、そして少し前に日本人の男性も入ってきました。
自宅でパーティが開催されることもなく、落ち着いて生活できる環境なのはありがたいです。学校の寮やアパートの多くはフラットメイトは運だと思います。住居をシェアする相手は、自分の生活に大きく影響してくるため、最初は短期間でアパートを予約するなど、取り返しがきくよう対策を立てます。(私の学校では、アパートの変更はできますが、キャンセルはできない仕様になっています。)

ちなみにアイルランド全体で住居不足が問題になっています。ゴールウェイはダブリンほど価格が高騰していないと聞きますが、それでも見つけるのが難しいのは変わりません。次の住居を紹介してくれた友人によると、Facebookグループに部屋の空きがあると投稿したところ、20件を超えるDMが来たらしいです。

合気道の話

日本にいた時からやっていた合気道ですが、ゴールウェイにきても続けています。学校やフラットだけでなく、もう一つコミュニティを持っておくことは自分の心のバランスを保つ上で大変役に立ちます。何より、外国で生活するということは自分の能力が相対的に見て制限される状況に飛び込むということだと思います。日本語では問題なくコミュニケーションを取れるはずが、日本語の通じない状況では子供になったように、思ったことを伝えにくくなること。文化の違いから人との意思の疎通に苦労すること。全て、日本の中で学んできたことを、アイルランドバージョンで学び直している状況です。そんな時に、自分の力を発揮できるもの(例えばスポーツ、絵、料理、日記を書く、など)を持っていることは、自信を保つことに繋がりますし、自分の軸をはっきりさせてくれると思います。
私の場合その一つが合気道でした。基本的に言語が必要ないことに加え、人と身体コミュニケーションが取れるという点で非常に有用でした。
アイリッシュやリトアニアからの人、いろんな国籍が混ざった中で、コミュニティを築いて行くことができる環境に感謝しています。

その他

つい先日、20歳になりました。8歳の自分、10歳の自分からの手紙をアイルランドまで持ってきていたので、10年の時を経て開封しました。内容があまりにも自由奔放で、大笑いしましたし、元気をもらった気がします。当時の友達からの手紙も入っていました。今でも連絡を取り合う友達からのものもあれば、今は何をしているんだろうと思いを馳せるような人のものもありました。もちろん誰一人として、私が今国外にいることを予想している人はいませんでした。大変面白かったので、来年の私と30歳の自分に向けて手紙を書こうと考え中です。


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