アイルランドゆる留学紀

アイルランドの街ではじまった学生生活を書き留めます。

進学先の話① 〜ファウンデーションコース進学〜

f:id:Naminami0000:20211115044226p:plain
こんにちは。綺麗な落ち葉は拾って帰る、なるみんです。
こちらの落葉広葉樹は赤くならず、黄色くなって落ちる葉が多いと思いながら歩き回っている今日この頃です。今回の記事は進学の際の手続きや、大変だったことなどをまとめます。ファウンデーションコース出願〜進学までを①、大学出願を②として続き記事として書く予定です。ご興味があればお付き合いくださいませ〜。


さて、私は現在アイルランド西部のゴールウェイで学業に勤しんでおります。が、大学一回生(一年生)というわけではありません。私がいるのはファウンデーションまたは大学入学準備コースと呼ばれる学年です。0年生でいいのだろうか??

ファウンデーションコースとは

ファウンデーションは、アイルランドと日本の教育制度の違いから、大学に入学する前に必要となるコースです。イギリスでも同様の制度がとられていると聞きます。ただ、バカロレア所持者などは条件が異なるため、もし海外進学を検討されている場合は、大学のHPなどで確認することをお勧めします。私の見てきたHPでは、EU外の学生向けのページがあり、多くは日本の高等学校を卒業する場合にファウンデーションが必要なことが確認できました。
ただ、アイルランドでも大学や希望する学部によって対応が異なります。私の出願したNUIG(ゴールウェイにある国立大)はファウンデーションが必要でしたが、UCD(ダブリンにある国立大)では高校の成績と英語のスコアがあれば出願可能でした。大学出願について詳しくは次の記事に書く予定ですので少々お待ちください。

さて、ファウンデーションコースとは、
・直接大学にも入学できるが、語学力の足りない留学生
もしくは
・教育制度の違いにより修了が必須である留学生
が入るコースであり、目的としては
・語学力の補強
・大学での学習における知識やスキルを身につける
と簡単にまとめられると思います。

コースの形式は、①大学が開催しているケース、②大学が委託した先が大学構内で開催するケース、③大学が委託した校外の施設で受講するケースがあるとエージェントの人に聞きました。私は③の大学の委託先の学校にいます。

ファウンデーションコース出願について

ファウンデーションの出願についての章ですが、私のケースはかなりイレギュラーが起こったため、話半分で聞いていただけると幸いです。
ファウンデーションの出願というのは、大学に出願して「条件付き合格」をもらうことが一般的です。条件付き合格とは、大学に志望理由書や成績などの書類を提出し、審査された上で、”ファウンデーションを一定の成績で修了すれば自動的に入学許可が与えられる”という状態です。(下記に簡単な図解を作成しましたので助けになれば。)イギリスの大学の場合はテストや面接が審査に含まれてくるケースもあるとか。
まず私がアイルランド留学を取り扱っているエージェントさんに話を聞いて、出願に向けて動き出したのは、高校3年の春でした。

過程としては…
①希望に見合うコースに検討をつけました。しかしファウンデーションはエンジニアリングかビジネス専攻向けのみであり、私の専攻したい内容とはあまり一致していなかったことに加えてダブリンかコークのみでの開催でした。
②自らの専攻にあった選択肢が無いかエージェントさんを通じて大学に問い合わせ。(ちなみに日本人の受け入れに慣れていないということもあり、返事は早いとは言えませんでした)
③すると大学の担当者さんから「確かに適したファウンデーションコースがないから、ゴールウェイにある語学学校の一年のコースを代わりに受講していいよ」とのお返事をいただきました。

(ちなみにこの時点でJASSOの奨学金に応募)

そして、11月まで月日は流れ…(嫌な予感)
④件の「条件付き入学許可書」が必要だったため、大学の担当者をせっついたところ、「やはり語学学校の英語コースではダメだった。その学校の併設されているビジネススクールがあって、そこにUniversity Foundation Programmeがあるから、それを受講してほしい」とのメールが返ってきました。結局ビジネスじゃん!?と思いつつも、一年だけなのでいいかと思い、受け入れました。
⑤気を取り直してビジネススクールが用意しているファウンデーションに出願。合格をいただきました。

この流れの中で苦労したのは、申請した奨学金の団体に英語コースを受講すると登録していたため、変更手続きが必要になったこと、そしてこのゴタゴタの中で、「条件付き合格」の話がうやむやになったことです。後者が後で響いてきたんです…。

私の教訓としては、
*書類は催促してきちんといただくこと!
*疑問点を感じたら手間をかけてでも確認する!

です。「条件付き合格」がうやむやになったことでどうなったのかは、大学出願の話で書こうと思います。

f:id:Naminami0000:20211129043613j:plain
ファウンデーションコースについての自分の理解を図解してみました〜。

ファウンデーションコースの内容(9月〜11月)

さて、ファウンデーションコースが開始してからおよそ2ヶ月が経ちました。簡単にですが、どんなことをしているのか書きたいと思います。
ちなみにファウンデーションコースの生徒は3人!学期が始まった頃は私とパキスタンからの男の子の二人だったのですが、遅れてひとり合流したようです。そのもう一人の子とは接点がないのであまり話していません。
語学学校とビジネススクールが同じ建物の中で運営されているのですが、その二つにまたがって授業を受けるコースです。語学学校の生徒より忙しいのであまり遊んだりもせず、ビジネススクールの生徒より受けている授業数が少ないのであまり接点がなくちょっと疎外感を感じるという、ちょっと不憫でお得な立場です。
授業は、語学学校の方で英語の授業を受け、ビジネススクールの方でComputer Application、あとはLearn to learnという授業をとっています。英語の授業は毎午前に一時間半が二コマ。残りの二つは二時間の授業が週に一回ずつです。

英語の授業について

これは併設されている語学学校に参加して受講しています。個々人のレベルにあったクラスで、そのクラスの教科書を毎週進めていくというスタイルです。語学学校なので、短期滞在の人もいれば長期で英語を学ぶために渡愛している人もいます。宿題は担当する先生によって量も異なり、学習の多くは個々人に委ねられています。私は予習復習に加え、教科書を先に先に進め、その進度に応じてライティングを時々提出するというスタンスでいます。ちなみに大学に最終提出する成績は、英語の授業は加味されません。特に成績をつけるためのテストなどもなし。

他の授業について

こちらはビジネススクールが担当している授業です。これは英語の授業ではなく、英語で学ぶ授業です。
Computer Application:ワードやエクセル、パワーポイントの使い方を学ぶ授業です。小中高と公立学校でしたが、それでもマイクロソフトのアプリたちは授業で使い方を習ったので、復習をしているような感覚で授業を受けています。前期のみの授業で、4つの課題があり、それの評価が総評につながります。三つ課題が終わりました。一つ目から三つ目まではExcelで、IF式を使って年間予算表と収支と、その分析を書く課題が最も比重が大きかったです。まだ結果は返ってきていないのですが、無事提出しました!

Learn to Learn:レファレンスの方法や、エッセイの書き方、プレゼンテーションの方法を学ぶ授業です。鬼門はやはりレファレンスとエッセイ。前者はきっちり抑えないと盗作となってしまい、キャリアそのものを失う羽目になりかねないので、めっちゃ重要です。こちらも4つの課題を通して評価されます。
現在は2つ目の課題と3つ目の課題に取り組んでいます。2つ目はグループでプレゼンテーションなので、コミュニケーション能力も問われています。自分のパートはさっさと終わらせたものの、他のメンバーのパートがなかなか完成されず…ヤキモキしています。


さて、そんなこんなでなんとか生きています。ホストファミリーさんの家から引っ越してシティセンターに居を構えたので、その話もまたできればと思います。


コメントもいただき、ありがとうございます。励みになります!
ご質問・ご感想などありましたら下記のメールアドレスまでご連絡いただけると喜びます。もちろんコメントもありがたく拝見しています。
【naruminireland☆gmail.com】(☆をアットマークに変えてお送りください。)