アイルランドゆる留学紀

アイルランドの街ではじまった学生生活を書き留めます。

ダブリン小旅行・ゴールウェイ観光の話

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こんにちは。なるみんです。タイトルの通り旅行を満喫し、その結果風邪をひきました。今は回復してのんびり記事を書いています。

他のEU圏に留学中の友人が遊びに来てくれ、週末にダブリン・ゴールウェイを観光しました。

・交通機関の話

ちなみに私が住んでいるのはゴールウェイ(Galway)というダブリンからバスでおよそ3時間の港町です。
今回使ったバスはCity linkというバス会社のバスでした。学生割引で、往復がおよそ20€でした。
Dublin to Galway Bus | Galway-Dublin Airport


ただ、座席が狭かった…!!初めて空港からゴールウェイに来た時に使ったのはGo busというバス会社だったのですが、Go busの広々とした座席(感染症対策のため隣の席も空いていた)に比べると、芋洗いのよう(実際はそこまでではありません。一人一席あります)でした。今調べたところ、Gobusも学割があれば21€のようでしたので、次はそちらを選ぶと心に決めました。

ゴールウェイからダブリンに行く人が多いからか、5分前にバス停に着いたもののほぼ席は埋まっている状態。手近な席に座っていたお姉さんにおことわりしてお隣に座りました。

ちなみにゴールウェイ〜ダブリン間は電車も走っているらしいですが、ちらっと調べたところバスよりずいぶん高そうだったことと、近くに駅がなかったため断念しました。

・ダブリン観光の話

*1日目

さて、今回が初ダブリンとなりました。渡航直後はダブリン空港に着きましたが、自主隔離の関係から観光などをせずにゴールウェイに直行しました。
初日は夕方にダブリンに着いたため、一度宿に荷物を置きに行き、そのまま夕飯を食べるためダブリンの街へ。ちなみに今回宿は友人が取ってくれたのですが、旅行するときにはBooking.comかSkyscanner,あとAirbnbが活躍すると思います。3つともアプリがあるので、お勧めしておきます。

ダブリンにおける初の夕飯はSupermacs。アイルランドに本拠を持つファストフードのチェーン店です。バーガーを買い、宿で食べました!!ちなみにSupermacsはゴールウェイ発祥だと学校で聞きました。素朴な味で予想以上でした。なぜわざわざダブリンに来てまでSupermacsに行ったのかというと、金曜の夜で街がめちゃくちゃ混んでいたから。いい感じのバーやレストランに入ろうとすると、満席か予約が必要と言われました。

*二日目

朝ごはんは友人がリサーチしてくれていたモーニングのあるカフェへ。アイリッシュブレックファーストを初めて食べる機会と意気込んでいたのですが、スコーンプレートが魅力的で路線変更しました。朝のカフェは活気があるのに落ち着いていて、好きです。夜のパブ文化に未だ慣れない身としては、カフェでブランチの方が好きです。

そのあとはSt. Patric’s Cathedral(聖パトリック大聖堂)へ。ステンドグラスがすごく綺麗でした。歴史的な遺物にはきちんと説明書きが添えられていて、知らない言葉を調べながら歩くのはとても楽しかったです。ステンドグラスには色々な模様があって、アイルランドらしくシャムロック(三つ葉のクローバーのこと、アイルランドのシンボルの一つ)やイエスキリストと天使が形どられたものなどなど…。自分はキリスト教への造詣が深いわけではないので、文様の意味などを読み取ることはできませんでした。きちんと勉強したいと思います…。ただ意味や教義に詳しくなくとも、歴史的な建築としての大聖堂は素晴らしかったです。もちろん観光客向けの雰囲気はありますが、紫色のカソックを着た方が静かにワインを用意していたりして、教会の持つ独特の雰囲気を感じました。

そしてダブリンにある考古学博物館に行きました!アイルランドの歴史、とくに古代史を学びたいと思っていたところでした。ただ本を探すと難易度が選びにくく挫折しがちなので、二の足を踏んでいました。それが、博物館では歴史遺物の展示に加えて、各時代の説明や専門用語の簡単な解説もあり、「私の求めていたものはここにある!」と大興奮でした。一日あれば余裕を持って回れる量の展示でしたが、ゴールウェイ行きのバスの時間もあり、半分は流し見をしました。
必ずまた行こうと思います。そして入場料は無料です。


ちなみに友人がKilmainham Gaolというダブリンにある刑務所だった施設(観光向けに公開されている)に行きたいと提案してくれたのですが、予約が取れず断念しました。感染症対策なのか、完全予約制になっている模様。次回また挑戦してみようと思います。
kilmainhamgaolmuseum.ie


今回はダブリン観光の定番とも言えるトリニティカレッジの図書館は訪れませんでした。また次の機会に。
Book of Kells - TCD Visitors


・ゴールウェイ観光の話

二日目の夕方にゴールウェイに戻ってきました。
エドシーランの『Galway Girl』のMVのロケ地が街中にあるので、そこに友人を連れて行き、ひとまずゴールウェイを紹介。夕飯を食べて二日目は解散になりました。ゴールウェイは小さな街なので、大抵みんなMVを見ればどこで撮影されたかわかるそう。

ちなみにゴールウェイのご飯は基本的に美味しいと思います。多少観光客向けの街なので、それなりに値が張りますが、満足感のいく分量を食べることができます。そして毎年オイスターフェスティバルがあるほど牡蠣が有名な町でもあります。海岸線が入り組んでいて湾になっているので、牡蠣の養殖には向いている地形です。ただ学校の先生曰く、冬(12月以降)の牡蠣は食べてはいけないそうです。病気を持っていると言っていました。食べるなら11月まで。

*三日目

最終日、ゴールウェイ観光ダイジェストです。
まずはゴールウェイ大聖堂へ。ゴールウェイの市街は歩いて1時間以内で回れる広さで、大聖堂は街のはじにあります。日曜日だったため、ちょうどミサが始まろうとしていました。ささっと見て周り、ミサが始まる前に出ました。ステンドグラスはやはりとても綺麗で、次はゆっくり見て回る時間を取りたいと思います。入場料を取らない商売っ気のなさもゴールウェイらしいというか、素敵だと思いました。

そしてアランセーターのお店へ!
私は天邪鬼なので、住み始めてからは、いかにも観光客向けといったお店に入るのを忌避していたのですが、友達の案内にかこつけて楽しんできました。
アランセーターはゴールウェイにある3つの島からなるアラン諸島が発祥のセーターです。風の強い海に出る漁師のために、分厚くてあたたかいセーターを編む文化が発達したのだとか。
最近は最高気温15度前後の毎日で、あたたかいセーターが欲しかったのです。そこで友人と色違いのセーターを購入しました。感想としては、保温機能がめちゃくちゃ優秀です。これ一枚着ているだけで寒さを感じない。これだけで冬を乗り切れるのでは?ともう一着購入を検討しているほどです。ただ、毛玉をどう処理すべきか悩んでいます。ちぎったりするとそれがもう一度毛玉になるとは聞いたことがあるのですが、だからといってハサミで切るとどんどん生地が薄くなっていきそうで…。
ちなみにお店に出向く前にオンラインのショップでも価格を比較しました。アイルランドにいなくてもオンラインショップでなら購入できるそうです。(下記にリンクを貼っておきます。サクラではありません。)
www.aran.com


そのあとはビーチで散歩をしたり、ゴールウェイにある大学の古い建物を見てまわったりしていました。

・観光を通じて

この旅行を通じて、一つ自分の中で変化したことがありました。自分にとってゴールウェイが”ホーム”になり始めていると気づいたことです。ダブリンからゴールウェイのバスに乗っている時に、家に帰るような安心感を持ちました。ああゴールウェイに帰るんだ、と思いながら車窓から外を眺めていました。今回の観光までは、自分はゴールウェイにとって一種異物であるという感覚を常に持っていました。それ自体は間違ったことではありませんし、周りから見て自分は”外国人”に見えるという感覚を忘れないのは安全面でも大切なことだと思います。ただ、ここは自分の居場所であると実感することは、安心して日々を過ごすために必須の感覚ではないかと思います。初アイルランドの友人を案内することを通じて、自分が好きなゴールウェイを紹介し、再発見することができました。

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噂のSupermac's 肉類は100%アイルランド産らしい。
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ゴールウェイの街。雷雨予報を覆したのは友人様です。
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赤い蔦が綺麗な大学構内